今思うと理樹とはこの時からの付き合いだ。
就職活動の時も、てっきり理樹は親父さんの会社を継ぐと思っていたが、僕に驚きの言葉を投げかけた。
「なあ、俺と会社立ち上げないか?」
「はあ?言ってる意味わからないよ」
「なんでだよお、資金は俺が出す、だから俺が社長で、健が副社長な」
「マジで言ってるのか」
「当たり前だろ、俺にないものを健は持ってる、だから俺達最高のバディだと思わないか?」
理樹は、まさかと思っていた事を現実に叶うと思わせた。
あれから五年ガムシャラに突っ走って来た。
僕は当時彼女がいなかった、しかし理樹には愛する女性がいた。
でも、今はこの世にいない。
五年前癌でこの世を去った。
まさか五年後に同じ女性を愛するなんて全く想像がつかなかった。
「私、帰ります、それからこのお話はなかったことにしてください」
「理由を聞かせてくれ」
亜紀は俯いて黙っていた。
就職活動の時も、てっきり理樹は親父さんの会社を継ぐと思っていたが、僕に驚きの言葉を投げかけた。
「なあ、俺と会社立ち上げないか?」
「はあ?言ってる意味わからないよ」
「なんでだよお、資金は俺が出す、だから俺が社長で、健が副社長な」
「マジで言ってるのか」
「当たり前だろ、俺にないものを健は持ってる、だから俺達最高のバディだと思わないか?」
理樹は、まさかと思っていた事を現実に叶うと思わせた。
あれから五年ガムシャラに突っ走って来た。
僕は当時彼女がいなかった、しかし理樹には愛する女性がいた。
でも、今はこの世にいない。
五年前癌でこの世を去った。
まさか五年後に同じ女性を愛するなんて全く想像がつかなかった。
「私、帰ります、それからこのお話はなかったことにしてください」
「理由を聞かせてくれ」
亜紀は俯いて黙っていた。



