猫目先輩の甘い眼差し

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5時間目、部活見学の時間。

今、部活仲間と一緒に生物室の入口に立って、見学に来た生徒を迎えている。



「こんにちは〜。猫グループ希望です」

「はい。こちらへどうぞ」



ピカピカの制服を着た1年生らしき女の子がやってきた。

「猫グループ1名様です」と、中にいる案内係の生徒に引き継ぐ。



「こんにちは……」

「こんにちは。ご希望のグループはどこですか?」

「あの、インコなんですけど……ありますか?」



次に来たのも、1年生らしき女の子。

少し不安げな顔をしている。どうやらグループがあるか心配している様子だ。



「大丈夫ですよ。インコが好きな人、たくさんいますので」

「そうですか? 良かったぁ」



仲間がいると知り、ホッとした顔に。

鳥類グループに入れてもらうようお願いした。



「次の方どうぞ〜」

「はーい! ここ全員猫グループ希望でーす!」



一息つく暇もなく、今度は明るい女の子4人組をご案内。

はしゃぐ彼女らを引き継ぎ役の生徒にバトンタッチした。


……なんか、やけに女子多くない?