✾✾
「まもなく、バレーボール準々決勝を行います。対象クラスの人達は、速やかにコートにお集まりください」
旧体育館と校内に試合開始のアナウンスが響く。
時刻はもうすぐお昼の12時を迎える頃。
「いよいよだね」
「そうだね。緊張してきた……」
階段を下りてコートの中へ。
見事予選を突破した私達は、準々決勝にコマを進めた。
これから各チームのリーダーがくじを引き、戦う相手を決めるらしい。
「それでは、対戦ペアを発表します。まず、第1コート、3年1組対2年10組。続いて第2コート、2年2組対3年5組。第3コートが──」
クラス名が呼ばれた瞬間、くじを引いたリーダーの男子が「うわぁ」と小さく声を上げた。
「みんな、マジごめん……」
「ど、どうしたの?」
顔を真っ青にして謝る彼の元に向かい、声をかける。
「あのクラス……去年準優勝だったんだよ」
準優勝と聞いて、目黒先輩と話した内容を思い出す。
ということは……先輩と激戦を繰り広げたクラス⁉
「まもなく、バレーボール準々決勝を行います。対象クラスの人達は、速やかにコートにお集まりください」
旧体育館と校内に試合開始のアナウンスが響く。
時刻はもうすぐお昼の12時を迎える頃。
「いよいよだね」
「そうだね。緊張してきた……」
階段を下りてコートの中へ。
見事予選を突破した私達は、準々決勝にコマを進めた。
これから各チームのリーダーがくじを引き、戦う相手を決めるらしい。
「それでは、対戦ペアを発表します。まず、第1コート、3年1組対2年10組。続いて第2コート、2年2組対3年5組。第3コートが──」
クラス名が呼ばれた瞬間、くじを引いたリーダーの男子が「うわぁ」と小さく声を上げた。
「みんな、マジごめん……」
「ど、どうしたの?」
顔を真っ青にして謝る彼の元に向かい、声をかける。
「あのクラス……去年準優勝だったんだよ」
準優勝と聞いて、目黒先輩と話した内容を思い出す。
ということは……先輩と激戦を繰り広げたクラス⁉



