ブラッド★プリンス〜吸血鬼と女神の秘密〜

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「うう……シミます」

 保健室で養護の先生が消毒をしてくれたけど、思ったより強く傷が付いていて痛む。

「よし、これでオッケー。でも、なんでそんなところ怪我したの?」

 絆創膏を貼りながら先生が首をかしげた。

「すごく凶暴な猫が……いまして」

「それはしつけが大変ねー」と、笑いながら何やら書類を集めている。

「先生職員室行ってくるから、これだけ書いておいてね」とバインダーに挟まれた紙を渡された。今日の日付と名前、利用理由を記録する箇所がある。

 カチカチとシャーペンのシンを出して記入を始めると。

「何してるのー?」
「うわっ!」

 となりに見覚えのある顔が座っていた。愛くるしい人形のような容姿は、ルキくんの双子の弟、ノエルくんだ。

「いつの間に……」

 さっきまで、保健室には誰もいなかったはずだけど。