大きく叫び声をあげて、もだえる。
胸が焼けて、張り裂けそうだ。
「……ジュリ!」
心配そうにするルキくんの腕をふり払って、つたない足を踏み出す。
体が勝手に、ドラレス伯爵へ向かっていく。
「彼女に何をした!」
「何もしていない。小娘は、自分の意思で動いているのだ」
自分の意思なんかじゃ……ない。
やめて、腕が言うことを聞かない。
操られるように、ドラレス伯爵の持つ剣を奪うと、私の視線はゆったりとルキくんをとらえた。
戸惑う表情のルキくんに、少しずつ近づいて行く。
何をしようとしているのか、ひしひしと伝わってくる。このまま進んではいけないと分かっているのに、止められない。
お願い、ルキくん逃げて!
「その剣の持ち主は、かつて女神と呼ばれた者。これは女神の体の一部から生まれたと言われている」
「我々黒呪団を封印した恐るべき女。またの名を……」
スゥと息を吸うと、乱れていた呼吸が落ち着きを取り戻す。
「ーーリヴィだ」
魂が剣に吸い込まれるように、私はその名を口にした。
胸が焼けて、張り裂けそうだ。
「……ジュリ!」
心配そうにするルキくんの腕をふり払って、つたない足を踏み出す。
体が勝手に、ドラレス伯爵へ向かっていく。
「彼女に何をした!」
「何もしていない。小娘は、自分の意思で動いているのだ」
自分の意思なんかじゃ……ない。
やめて、腕が言うことを聞かない。
操られるように、ドラレス伯爵の持つ剣を奪うと、私の視線はゆったりとルキくんをとらえた。
戸惑う表情のルキくんに、少しずつ近づいて行く。
何をしようとしているのか、ひしひしと伝わってくる。このまま進んではいけないと分かっているのに、止められない。
お願い、ルキくん逃げて!
「その剣の持ち主は、かつて女神と呼ばれた者。これは女神の体の一部から生まれたと言われている」
「我々黒呪団を封印した恐るべき女。またの名を……」
スゥと息を吸うと、乱れていた呼吸が落ち着きを取り戻す。
「ーーリヴィだ」
魂が剣に吸い込まれるように、私はその名を口にした。



