不思議そうに首をかしげるナチと、特に気にしていなさそうなドラレス伯爵。
「ルキくんッ、大丈夫? また毒を」
慌てて駆け寄る私の手を、大丈夫と優しく止めた。
黒くアザのようになった部分に手を当てると、色が薄くなっていく。
浅い呼吸も、少しずつ落ち着きを取り戻してきた。
「耐性が出来ていたらしい。すぐに動けるようになるよ」
「……よかった」
「……解毒した? どうやって!」
チッと舌打ちするナチが、こちらへ目掛けて飛んでくる。あっと思ったときには、すぐ上にいた。
早すぎて、避けられない!
ルキくんの体は、まだ完全ではないのに!
まばたきをした次の瞬間には、2人が宙を舞って掴み合っていた。
「ドラレス伯爵の猛毒が効かないとは、生意気だな。気に入らない」
コウモリのように逆さになり、天井を交差して駆け走る。
「黒呪団だろうと、伯爵だろうが関係ない。目の前のものを守るために、戦うだけだ」
2人の気が高まったそのとき、空気にピシッとヒビが入った。手をたたく音だ。
「ルキくんッ、大丈夫? また毒を」
慌てて駆け寄る私の手を、大丈夫と優しく止めた。
黒くアザのようになった部分に手を当てると、色が薄くなっていく。
浅い呼吸も、少しずつ落ち着きを取り戻してきた。
「耐性が出来ていたらしい。すぐに動けるようになるよ」
「……よかった」
「……解毒した? どうやって!」
チッと舌打ちするナチが、こちらへ目掛けて飛んでくる。あっと思ったときには、すぐ上にいた。
早すぎて、避けられない!
ルキくんの体は、まだ完全ではないのに!
まばたきをした次の瞬間には、2人が宙を舞って掴み合っていた。
「ドラレス伯爵の猛毒が効かないとは、生意気だな。気に入らない」
コウモリのように逆さになり、天井を交差して駆け走る。
「黒呪団だろうと、伯爵だろうが関係ない。目の前のものを守るために、戦うだけだ」
2人の気が高まったそのとき、空気にピシッとヒビが入った。手をたたく音だ。



