もがいて抵抗するけど、ドラレス伯爵に掴まれた腕はびくともしない。
「そうあせるな。いきなり取って喰いはしない。晩餐会はこれからだからね」
「ドラレス様、それについてお話がございます」
となりに立つ三日月の男が、ルキくんへ手を向けたままドラレス伯爵に何か耳打ちする。
「ほう、それは面白い」
片手からジャランと鎖を出すと、シュルルと私の手首をしめ上げて、うしろの柱へ巻きつけた。ほんの数秒のことで、手も足もでない。
ガチャガチャと腕を動かすけど、体と足も固定されて、何もできなくなった。
どうしたらいいの? 影楼先生、レイ先輩、ノエルくん。みんな、助けて!
「ナチ、お前のお手並み拝見としようか」
ドラレス伯爵がスタッと宙を舞い、くくられている私のとなりへ立つ。
ナチと呼ばれた三日月の男が、手を下ろした。停止していたルキくんの体が、ふっと自由になる。
その瞬間、2人の姿が消えた。
「そうあせるな。いきなり取って喰いはしない。晩餐会はこれからだからね」
「ドラレス様、それについてお話がございます」
となりに立つ三日月の男が、ルキくんへ手を向けたままドラレス伯爵に何か耳打ちする。
「ほう、それは面白い」
片手からジャランと鎖を出すと、シュルルと私の手首をしめ上げて、うしろの柱へ巻きつけた。ほんの数秒のことで、手も足もでない。
ガチャガチャと腕を動かすけど、体と足も固定されて、何もできなくなった。
どうしたらいいの? 影楼先生、レイ先輩、ノエルくん。みんな、助けて!
「ナチ、お前のお手並み拝見としようか」
ドラレス伯爵がスタッと宙を舞い、くくられている私のとなりへ立つ。
ナチと呼ばれた三日月の男が、手を下ろした。停止していたルキくんの体が、ふっと自由になる。
その瞬間、2人の姿が消えた。



