「誰かを好きになったことって、ない?」
「好き?」
「うん、その子に触れたいとか、一緒にいたいとか」
「ないね」
ノエルくんは、顔色ひとつ変えなかった。
感情なんてないみたいに、冷めた目をしている。
「……じゃあ、質問変えるね。吸血鬼は、誰かを好きになること……ないの?」
「ないね」
真顔で即答されると、なんて反応したら良いのか分からなくなる。
期待はしていなかったけど、あまりにもダメージが強すぎて、開いた口がふさがらない。
「吸血鬼ってのは、昔から冷酷な生き物なんだよ。学校で教わらなかった?」
小さく首をふると、ノエルくんはクスッと笑みをこぼす。
「人間だった頃は、そういう感情もあったのかなー。100年以上も昔の事だから、忘れちゃった」
そんなにも長い年月を生きているんだ。
10年20年と私が歳をとって、おばさんになっても、ルキくんやノエルくんは今のまま変わらない。
しわしわのおばあちゃんになっても、彼らは永遠にこの姿のまま。
私が死んでいなくなったあとも、この世界で生き続けていく。
「好き?」
「うん、その子に触れたいとか、一緒にいたいとか」
「ないね」
ノエルくんは、顔色ひとつ変えなかった。
感情なんてないみたいに、冷めた目をしている。
「……じゃあ、質問変えるね。吸血鬼は、誰かを好きになること……ないの?」
「ないね」
真顔で即答されると、なんて反応したら良いのか分からなくなる。
期待はしていなかったけど、あまりにもダメージが強すぎて、開いた口がふさがらない。
「吸血鬼ってのは、昔から冷酷な生き物なんだよ。学校で教わらなかった?」
小さく首をふると、ノエルくんはクスッと笑みをこぼす。
「人間だった頃は、そういう感情もあったのかなー。100年以上も昔の事だから、忘れちゃった」
そんなにも長い年月を生きているんだ。
10年20年と私が歳をとって、おばさんになっても、ルキくんやノエルくんは今のまま変わらない。
しわしわのおばあちゃんになっても、彼らは永遠にこの姿のまま。
私が死んでいなくなったあとも、この世界で生き続けていく。



