「そいつに向けて、早くッ!」
この狼の群れの中にいるんだ。助けに来てくれた。
腕を押さえながら、となりのルキくんが立ち上がる。反対の手にまで、黒いアザが出来ていた。なんとかしないと、毒にやられてしまう。
心臓が尋常じゃないくらい早くなって、冷静さはない。
わななく手を耳のところで一度落ち着かせて、慎重にピアスを外した。
大丈夫、みんながいる。今、私がするべきことはーー。
思い切り腕を反り上げると、黒ずくめの女を目掛けてピアスを投げた。
お願い、どうか届いて!
小さな結晶のカケラは回転するたびに膨らみを増し、銃弾のようになって黒い結界にめり込んでいく。
「……くっ……おのれぇ!」
手をかざす黒ずくめに向かって、徐々に銃弾が幕を裂き、突き抜ける。
黒い結界がパッと消えたとたん、ドスッと鈍い音を立てて、黒ずくめの胸に弾が打ち込まれた。
この狼の群れの中にいるんだ。助けに来てくれた。
腕を押さえながら、となりのルキくんが立ち上がる。反対の手にまで、黒いアザが出来ていた。なんとかしないと、毒にやられてしまう。
心臓が尋常じゃないくらい早くなって、冷静さはない。
わななく手を耳のところで一度落ち着かせて、慎重にピアスを外した。
大丈夫、みんながいる。今、私がするべきことはーー。
思い切り腕を反り上げると、黒ずくめの女を目掛けてピアスを投げた。
お願い、どうか届いて!
小さな結晶のカケラは回転するたびに膨らみを増し、銃弾のようになって黒い結界にめり込んでいく。
「……くっ……おのれぇ!」
手をかざす黒ずくめに向かって、徐々に銃弾が幕を裂き、突き抜ける。
黒い結界がパッと消えたとたん、ドスッと鈍い音を立てて、黒ずくめの胸に弾が打ち込まれた。



