気付いたら抱きついていた。
ドラゴンの動きは止まり、黒ずくめの女が後ろへと飛んだ。
やっぱり、優希ちゃんの姿を傷付けられない。
「……どうして?」
低い声が耳元で響く。
私のせいで、仕留め損ねてしまった。
一刻を争う事態なのに、これでは足手まといになる。
ガシャーンと大きな音がして、屋敷の窓ガラスが飛び散った。
何ごとかと足をすくめていると、破片と一緒にたくさんの狼たちが飛び出してくる。
「な、なぜウルフがパラムシアに?!」
次々と飛び掛かる狼たちを、黒ずくめの女が黒い結界で払い飛ばしていく。
何度跳ねても、狼たちの攻撃は止まらない。
「なんだ、これは! ええいッ、離れろーーッ!」
左右に手を広げて、結界を強めている。
足が震えて動けない。役に立てるなんて、どの口が言っていたの。
「ジュリーーッ! 耳飾りだ! 耳飾りを投げろ!」
どこからか、イリヤくんの声が聞こえた気がした。
ドラゴンの動きは止まり、黒ずくめの女が後ろへと飛んだ。
やっぱり、優希ちゃんの姿を傷付けられない。
「……どうして?」
低い声が耳元で響く。
私のせいで、仕留め損ねてしまった。
一刻を争う事態なのに、これでは足手まといになる。
ガシャーンと大きな音がして、屋敷の窓ガラスが飛び散った。
何ごとかと足をすくめていると、破片と一緒にたくさんの狼たちが飛び出してくる。
「な、なぜウルフがパラムシアに?!」
次々と飛び掛かる狼たちを、黒ずくめの女が黒い結界で払い飛ばしていく。
何度跳ねても、狼たちの攻撃は止まらない。
「なんだ、これは! ええいッ、離れろーーッ!」
左右に手を広げて、結界を強めている。
足が震えて動けない。役に立てるなんて、どの口が言っていたの。
「ジュリーーッ! 耳飾りだ! 耳飾りを投げろ!」
どこからか、イリヤくんの声が聞こえた気がした。



