停電したような空が、ふと明るくなったと思ったときには、黒いマントが飛び掛かってきていた。
あのときの暗殺者だ。
叫び声をあげる間もなく、私の首を掴んでいる。苦しくて、息が出来ない。
「……その物騒な手、下ろしてくれないかい?」
黒ずくめの女の首元には、ルキくんの手のひらがかざされていた。
「でないと、こやつの骨が砕けるぞ」
さらに首を締めて、真っ赤な爪を突き立てる。上手く息が吸えない。
「その前に、お前の息の根を止める」
影から青い炎が現れて、ルキくんの体を走るようにドラゴンとなって手のひらから飛び出していく。
大きく牙をむくドラゴンの炎が飲み込もうとするけど、すばやく空を舞った黒ずくめの女は、いつの間にか門の上へと移動していた。
解放された首を押さえながら、私はむせて咳き込む。なんとか酸素が吸えた。
ころん、と足元に枯れた木の実が転がってくる。
さっきドラゴンが通り抜けた木になっていた実だ。みずみずしい真っ赤な姿は、水分を失ってカスカスの茶色になっていた。
まるで、命が吸い取られたように。
あのときの暗殺者だ。
叫び声をあげる間もなく、私の首を掴んでいる。苦しくて、息が出来ない。
「……その物騒な手、下ろしてくれないかい?」
黒ずくめの女の首元には、ルキくんの手のひらがかざされていた。
「でないと、こやつの骨が砕けるぞ」
さらに首を締めて、真っ赤な爪を突き立てる。上手く息が吸えない。
「その前に、お前の息の根を止める」
影から青い炎が現れて、ルキくんの体を走るようにドラゴンとなって手のひらから飛び出していく。
大きく牙をむくドラゴンの炎が飲み込もうとするけど、すばやく空を舞った黒ずくめの女は、いつの間にか門の上へと移動していた。
解放された首を押さえながら、私はむせて咳き込む。なんとか酸素が吸えた。
ころん、と足元に枯れた木の実が転がってくる。
さっきドラゴンが通り抜けた木になっていた実だ。みずみずしい真っ赤な姿は、水分を失ってカスカスの茶色になっていた。
まるで、命が吸い取られたように。



