「まぁでも結局は子供扱いよ、あれは」
「早瀬さんって面倒見良さそうだしね。さすがSランク、文句も言わずにやってあげてるわ」
………そしてこーなる。
これって子供扱いなの……?
確かにハヤセは20歳で、今年21歳になると言っていたし、わたしより年上なことは確かだ。
「わたし自分で拭けるからいいっ!」
「いえ、俺に拭かせてください」
「そ、そーだよ!拭かせてあげてるんだよわたしがっ!!わざわざっ!だってわたしの専属執事だから!!」
と、大きな声で言っておいた。
クスリと笑ってる執事なんか無視して言っておいた。
「ハヤセ、ムニエル食べる?これすごく美味しいよ!」
「…マンションで一緒に食べましょうか」
「うんっ」
コソッと囁くような甘い声。
微笑んでくれる優しい顔。
でもわたしはハヤセのこと全然まだ知らなくて、昔から関わりがあるわけじゃなくて。
やっぱり周りのお嬢様と執事よりは絆のようなものも無いんだと思う。
「ハヤセは何が好き?」
「俺ですか?なにと、言われますと…」
「食べ物でもいいし音楽でもいいし!なんでも!」



