俺の言うとおりにしてください、お嬢様。





差し出された1枚のテキストと、わたしが頭を抱えていた問題集。

それを照らし合わせるように読んでいくと、まったく同じ問題の答えが表示されていて。


気づけばスラスラとシャーペンを動かしていた。



「わっ、1枚終わった!」


「すごいです。では次はこちらですね」


「うんっ!あ!これもさっき読んだテキストに載ってた…!」


「問題というのはほとんどが引っかけ問題なのです。
ですので読解力さえ身に付ければ、文法問題ですと解けないものは基本ありません」



えっ、そーなの!?

じゃあこのプリントだってその仕組みを解っちゃえすればちょちょいのちょいってことだね…!!



「ありがとうハヤ───……どうも、ありがとうございました…」



わたしは何をやってるの…。

なにを手助けされてるの、なにを大人しく言うとおりにしてるの。

お姉ちゃんの格好いい専属執事にっ!!



「もう大丈夫なので、…ご迷惑をおかけしました…、」


「…あなたは美味しいお茶を作ることができます。俺がちゃんと知っていますから」


「っ…、」



あぁ、どうしよう泣きそうだ…。

わたしを泣かせてくる第2号に泣かされそう。