俺の言うとおりにしてください、お嬢様。





それは破壊神だから仕方ないことだ。

だけど破壊神にも破壊神なりの心というものがあるから、壊しちゃったものは直さなきゃって思う。



「それでもやっぱり無邪気に笑ってる。俺を───…普通の男にしてくれる」



ちゅっと、胸元に弾けた。

そのくすぐったさに身を捩れば、すぐに追いかけてくる吸い付くような痛みは舞踏会の日と同じ。


マーキングいっぱい付けてくれてる…。
もっと付けて、いっぱい付けてって。

ほらわたしって、すごくはしたないお嬢様だ。



「そんなエマお嬢様を見ていると、…狂おしくてたまらないんです」



くるおしいって、どういう気持ちなの…?

初めて聞く言葉かもしれない。



「……狂おしいほど、愛しい」


「ぁ…!」



スルッとキャミソールの下に忍び込んできた手が、お腹をなぞった。

思わずぎゅっと身体を強ばらせるようにしてうずくまってしまうと。



「や、…ぁ、」



閉じた太腿を撫でてくる。

前に消毒してもらったときとは全然ちがう…。本能を感じるものだ。


どこか野性的な動きは、それは理性が無くなっちゃってるから…?