「「あ」」 目の前の彼女と目が合うのは昨日ぶり。 汐桜も卓球だったんだ。 なんて思っていたら、 奏多なんて見えてないですよーとでも言わんばかりにくるりと180度方向を変えて歩き出す。 不自然極まりない。 「ほんとに何したのお前?」 「…三日前に汐桜の好きなチョコ、机に置いてあったからって全部食ったからかな」 「違うってわかってて言ってるだろ」