「なので、部活は問題ないと思います!
それでも気になるなら、ありきたりだけど何か気分が上がることするとか。
一人でいる時ほどネガティブになるし、友達といるだけで少しは変わると思うよ
時間が解決してくれるっていうやつ!」





どうでしょう、と柊璃くんの表情を確かめてみる。



少し考えた後柊璃くんは言った。




「桃子さんでいい?」




「は」




「一緒にいるの落ち着く。空気感?
だから桃子さんといれば、俺また頑張れるかもしれない。」





こういうのを天然タラシっていうのかな。
私の存在は万能薬みたいな効き目でもあるのだろうか。




こんなこと言えるの、私のこと恋愛対象だと思ってないからだろうな…





そうとは言え、好きな人に頼られてるのに断るなんて選択肢はハナからないんだけど。






「…いいよ」



「ほんと?」