「今までありがとうございました。私も一応種をつけることができたので、他の人に拾われることにします」 「ま、待って! 私の能力はどうなるの!?」 女性は一瞬目を見開き、そして悲しそうに左右に首をふるとすーっと消えていってしまったのだった。