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事件を解決した3人は少し夢見心地で学校を出た。


自分たちの行動が本当に役立つことになるなんて思ってもいなかった。


あの後西川さんは何度も何度も3人にありがとうとお礼を言ってきて、嬉しそうに帰っていった。


その姿を思い出すと胸のあたりがくすぐったくなる。


「なぁ、明日も探偵団するよな?」


カツユキに聞かれてテツヤは大きく頷く。


「もちろん、な!?」


ジュンイチも乗り気だ。


もっともっと人を助けて、もっともっと感謝されたい。


3人はそんな気持ちでいたのだった。