「あの、明日もここに来てもいいですか!?」


考えるよりも先にそう聞いていた。


母親は驚いたようにユキコを見つめる。


「それで、あの、お手伝いできることがあれば、やらせてください」


ユキコはそう言うと頭を下げた。


ユリも同じように頭を下げる。


「そんな、こうして来てくれただけで十分よ?」


でもそれじゃ自分が納得できない。


2人は同時に強く首を振った。


「なんでもいいんです。マヤちゃんの役に立ちたいんです!」


頭を下げたままユリはポタリと涙を流した。


それを見ていた母親はなにかを決心したように「わかったわ。お願いすることはたくさんあるんだから、覚悟しておいてね?」と、言ったのだった。