疑問にも思いながらも声をかけ、相手の反応を見ながら名刺を渡たす。 彼女も自分が医者だと分かると少しホットした顔をして、笑顔を向けられその笑顔に何故かドキっと心臓がなった。 なんだ今の感覚は! そんな自分を悟られないように、彼女にもう一度声をかけるが。『大丈夫です』と言われてしまえばそれ以上は深く張り込めない。 だから諦めその場を後にするしかなかった。 2日間連絡をまってみたが、何も無い。 きっと無事に帰国したのだろう。