「信じられない!
伯父さんがカテドラル真子……」

「……ちょっと私、倒れそうなんだけど……」

「泉、大丈夫か? 」

本当に目眩がしそう…
真が気遣って支えてくれるけど、真も動揺しているのが伝わってくる。

「あ、泉!…………と、真も。
来てたんだ」

「ナコ……」

撫子が私達に気づいて、桐野屋のブースから出てきた。

「ちょっと、どうしたの!?
顔色悪いよ? 」

「……事実を受け止め切れなくて……」

「真? 泉、体調悪いの? 」

「……お前、またその格好……。
……何を持っているんだ?」

「バームクーヘン。今頂いたの」

そういえば、撫子がオバサンに見える。
この問題も解決してなかったんだよ。
双子戦士のことはひとまず考えないようにしよう。

そう思ったのに……。