なんと……変装まで!?
しかもアラフォーってことは、20歳も年上に見られるように!?
開いた口が塞がらない……

「そ、それでいいの?
そんなのずっと続けられないじゃない! 」

「でもね、お客様には迷惑をかけられないじゃない? 式の日取りは決まっているわけだし。
うちに自由に動ける社員なんて私以外にいないんだから」

「お待たせいたしました〜」

そこで注文していた御膳が届く。
コラーゲンたっぷりの牛テールスープが御膳の真ん中にどーんと鎮座し、その周りに小鉢と小盛のピビンバが。
うわ〜美味しそう~!

「私の話はもういいわよ。
とりあえず食べよ? もうお腹減って死にそう!」

撫子がそう言ったので、私も空腹だったことを思い出し、先に食欲を満たすことにした。

牛テールスープからはエキスが沢山出ていて、このコラーゲンがたまらない。
明日はきっとお肌がプルプルだわ。