6月後半に入り、例年より遅い梅雨入りをやっと迎え、ムシムシした暑さが続いていた。
新入社員は少しづつ硬さが取れ、部署に馴染んでくる頃だ。
HASEGAWAでは既にお中元シーズンに突入している。
しかしそれよりも前に、6月はジューンブライドで、結婚式シーズンでもある。
ブライダル部門では営業担当が、毎日忙しく引き出物の個数確認に奔走していた。
そんな中、仕事を終えた京が珍しく我が家に来た。
今日は真も実家に戻って来ている。土日はparkside Aが忙しくて抜けられない真は、大抵週の真ん中頃に実家へ帰ってくる。
「おかえり。
なんだ、京も来たのか」
家に帰ると、真が出迎えてくれる。
「なんだ、とはなんだ。来ちゃ悪いのか?」
ムッとした顔の京。
「いや、お前、ブライダルシーズンだから忙しいのかと思ってた」
「確かに忙しいけど、環の呼び出しだからな」
そう。今日実家に皆んなが集まったのは、環から招集がかかったためだ。
新入社員は少しづつ硬さが取れ、部署に馴染んでくる頃だ。
HASEGAWAでは既にお中元シーズンに突入している。
しかしそれよりも前に、6月はジューンブライドで、結婚式シーズンでもある。
ブライダル部門では営業担当が、毎日忙しく引き出物の個数確認に奔走していた。
そんな中、仕事を終えた京が珍しく我が家に来た。
今日は真も実家に戻って来ている。土日はparkside Aが忙しくて抜けられない真は、大抵週の真ん中頃に実家へ帰ってくる。
「おかえり。
なんだ、京も来たのか」
家に帰ると、真が出迎えてくれる。
「なんだ、とはなんだ。来ちゃ悪いのか?」
ムッとした顔の京。
「いや、お前、ブライダルシーズンだから忙しいのかと思ってた」
「確かに忙しいけど、環の呼び出しだからな」
そう。今日実家に皆んなが集まったのは、環から招集がかかったためだ。