(仮)愛人契約はじめました

 それにしても、蓮形寺め。

 連絡先を持ってこないとは。

 俺に逆らう気か、愛人なのに、と思いながら、リラクゼーションルームに戻る。

 煎茶のカプセルをマシンにセットして待つ間、お菓子の入ったポット容器を見てみた。

 ここにもない。

 まあ、他の男の愛人になりたくないのなら入れないだろうな。

 蓮太郎の頭の中で、唯由が感じのいい先輩の愛人になったり、紗江の愛人になったりしていた。