(仮)愛人契約はじめました

「いらっしゃい。
 雪村さん、ゆっくりしてってね。

 おじいさんにスイカたっぷり食べさせられたんでしょう。
 昼食は遅くしましょうね」
 
 雅代(まさよ)さん、これ、運ぶの手伝って、と車のトランクを開けながら梢は言う。

 蓮太郎は慌てて挨拶をし、一緒に荷物を運ぶのを手伝っていた。

 地元商店街で買ったものと、通りすがりにもらった野菜のようだ。

 蓮太郎が小声で言ってくる。

「まだ名乗ってなかったのに。
 どんな情報網だ。

 そして、スイカたっぷり食わされたことまで、何故知っている」

 預言者か、と言う。