(仮)愛人契約はじめました

「これがよく()れてるだろう。
 二人で水道で洗って、川でも見ながら食べなさい。

 とれたては美味いぞ」
と練行は最初に見たときと変わらぬ好々爺な顔で笑う。

「蓮太郎くん、こんなところまで、わざわざ挨拶に来てもらってすまなかったね。
 雪村の皆さんにもよろしく」

 練行はクワを離して空いた手で蓮太郎の手土産を受け取った。