(仮)愛人契約はじめました

 誰に言われたんですか、と思いはしたが。

 まあ、たまには、おじいちゃんとこ覗いてみるのもいいか、と思った唯由は、
「そういえば、ハウス栽培のスイカがなったからおいでと言われてたんですよ。
 行ってみますか?」
と蓮太郎に訊いてみる。

「そうか、おじいさんはお忙しいか」

「いや、週末、地元にいるって言ってましたよ」

「では、またの機会に」

「おじいちゃんに迎えに来てもらいましょうか。
 それとも、電車で行きましょうか」

「大変残念だが、俺は一応言ったからな。
 そう大王たちには言っておこう」

「会話通じてませんね。
 明日の土曜、九時半くらいに待ち合わせましょうか」

 苦笑いしながら、唯由はそう言い、話を終わらせた。