(仮)愛人契約はじめました

「それ、帰り際の月子の心情は、祟って祟ってじゃんけんぽんになってないか?」

 祟られていたのだろうかな……と思いながら、唯由はスマホの写真をさかのぼってみる。

 父親が撮ってくれたそのガラケーの写真を代々のスマホにずっと入れている。

 ぼろぼろになったハリセンと兜を手に、笑い合う自分と月子がそこにいた。