「とりあえず、おごってやろう」
と蓮太郎は唯由にサイダーを買ってくれた。
「あの……」
なんだ? と出て来た缶を拾ってくれながら、蓮太郎が振り向く。
「……月子は別に悪ではないですよ」
そう義妹をかばいながら、なんか今、ちょっとこの続きを言いたくない気分だ、と思っていた。
月子がそう悪な人間でなかったら。
あなたは月子と見合いしてしまいませんか――?
だが、自分が月子を悪だと思っていない以上、黙っているのも卑怯だなと思った唯由は思っていることのすべてをそのまま口にした。
「月子は悪い子じゃないんです。
ただただ、厄介なだけなんです」
「いやお前、それ、なんのフォローにもなってないぞ……」
と蓮太郎には言われたが。
その厄介な月子をそう嫌いでないことが、一番の問題なような気もしていた。
と蓮太郎は唯由にサイダーを買ってくれた。
「あの……」
なんだ? と出て来た缶を拾ってくれながら、蓮太郎が振り向く。
「……月子は別に悪ではないですよ」
そう義妹をかばいながら、なんか今、ちょっとこの続きを言いたくない気分だ、と思っていた。
月子がそう悪な人間でなかったら。
あなたは月子と見合いしてしまいませんか――?
だが、自分が月子を悪だと思っていない以上、黙っているのも卑怯だなと思った唯由は思っていることのすべてをそのまま口にした。
「月子は悪い子じゃないんです。
ただただ、厄介なだけなんです」
「いやお前、それ、なんのフォローにもなってないぞ……」
と蓮太郎には言われたが。
その厄介な月子をそう嫌いでないことが、一番の問題なような気もしていた。



