星に愛された彼女は

「ったく、やり方を考えろよ...次はないぞ」

はあ、とため息をついたシュンはカウンターの奥にいた渋いおじさんに声をかけた

「おじさん、騒いで悪いな。もう出るから」

「構わんよ、うるさいのは日常茶飯事だからな。」

そんな会話を交わしながらシュンはさっさと会計を済ました

「行くぞ」

「ん、分かった」

シュンは俺の手を優しく握ると歩き出した

「手繋がなくても歩けるんだけど...」

「また変なのに絡まれないように一応だよ」

それを言われると何も言い返せない

別に俺だって変装してなかったら...と考えつつしぶしぶその手を受け入れた

「待ってください」

パシッと手首を掴まれ振り向くとそこにいたのは春也だった

私は思わずゲッ...と心の中で呟いた

手繋いでる意味なさすぎたろ...と思いつつなに?と落ち着いた声で返事をした

「しつこいのは分かっていますが最後に連絡先だけ教えていただけませんか」