星に愛された彼女は

なんだこいつ...まあここまで来たらまかせるけどさぁ

私はシュンの腕に身を任せて言葉を待った

「こいつは俺の大切なやつです」

「...は?」

驚きのあまり声が出てしまったが仕方がない

急に何を言ってるんだ...?小っ恥ずかしい...

変な言い方をするシュンに呆れつつもなんだか照れてしまった

でもしょうがないだろ。言葉や行動で信頼を示してくれるアオイやルイならともかく、シュンから大切だとちゃんと言われたのはなんだかんだで初めてだったんだ

もちろんシュンも信頼を寄せてくれているのは普段の行動や言葉の端々で分かっていたがこうも真正面から言われると照れてしまうものなのだ

それにそんな言い方をされるとまるで...

いや、今はそんな有り得ないこと考えている場合じゃない。ちゃんと目の前のことに集中しなければ...と考えていたことを飲み込んだ

「一人でBARに行ってくると聞いて心配で来てみたら変な男ども...いや、あんたらに乱暴にされてそうだったんでね」

シュンはギロリと利樹と春也を睨みつけた

利樹はビクッと肩を震わせ、春也は冷静にシュンを見つめ返した

「...それは、申し訳ありません」

春也はジッとシュンを見つめたまま顔に笑顔を張りつけて返事をする