ルミナス~双子の王女と7人の騎士団長~

「あいつ、ジェラルドの罠にかかってさ、

今とりあえず風呂に入ってる。」



答えたのは私ではなく、アラン。



ルイは、特に驚くこともなく日常だと言わんばかりに納得していた。



なんなら、俺じゃなくて良かったとも小さく呟く。



「ねぇ、ルチア様。本だけの知識だと理解できないものもあるでしょ?

俺、基本図書館にいるからさ教えようか?」




「それはいい案だ。

俺も手が空く時は様子を見に来る。」




その協力は正直助かる。


アランは特に問題はなさそうだけど、厄介なのはルイ。