「ふふっ。」
思い出したら、可笑しくなってきた。
「っ!?
…ルチアが笑うところ初めて見たかも。」
「だって、ほぼ毎日罠にハマっているのに学習しないどころか、叫び声のレパートリーも増えるし。」
ぎゃああああとか、ひぃぃぃとか、またかよぉぉとかそれはほんとに沢山。
「アーサーには悪いが、罠にハマってくれてた方がいいかもな。
すごく可愛い。」
「…っ。
そんなに覗かないでよ。」
隣に並んでいたのに、彼は対面になるように移動して目線が合うように膝を曲げる。
「ルチアが笑うのはレアなんだからしょうがねぇだろ。
もっと、見せて?」
「…手空いてるなら図書館まで付き合ってくれる?
これ以上罠にかかりたくないし。」
視界をアランの顔で覆うくらいの至近距離に耐えられず逸らしてしまう。
今まで人を遠ざけてきたのだから当然男慣れしているわけがない。
今の私、もしかしたら顔が赤いかもしれない。
後ろでくすっと笑われているのがわかった。
思い出したら、可笑しくなってきた。
「っ!?
…ルチアが笑うところ初めて見たかも。」
「だって、ほぼ毎日罠にハマっているのに学習しないどころか、叫び声のレパートリーも増えるし。」
ぎゃああああとか、ひぃぃぃとか、またかよぉぉとかそれはほんとに沢山。
「アーサーには悪いが、罠にハマってくれてた方がいいかもな。
すごく可愛い。」
「…っ。
そんなに覗かないでよ。」
隣に並んでいたのに、彼は対面になるように移動して目線が合うように膝を曲げる。
「ルチアが笑うのはレアなんだからしょうがねぇだろ。
もっと、見せて?」
「…手空いてるなら図書館まで付き合ってくれる?
これ以上罠にかかりたくないし。」
視界をアランの顔で覆うくらいの至近距離に耐えられず逸らしてしまう。
今まで人を遠ざけてきたのだから当然男慣れしているわけがない。
今の私、もしかしたら顔が赤いかもしれない。
後ろでくすっと笑われているのがわかった。



