ルミナス~双子の王女と7人の騎士団長~

「アーサー!またか。」



「アラン!

もう、あいつ何とかしてよ!」



駆け寄ってきたアランも呆れている様子。


困ったように眉を下げて、タオルをアーサーに渡す。



多分こうなることをわかった上で、来てくれたのだろう。



「とりあえずお前は風呂に入ってこい。

ルチアは俺が見ておくから。」



今日も朝早くから起きて、準備していたのを知っていたので可哀想に思えてきた。



「お前はかからなかったのな?」



「落とし穴にはだいぶ落ちたけど。」




落とし穴にハマる度に、アーサーの叫び声が変わっていた。



どんだけレパートリーあるのと聞きたいぐらいには。



最後には、前と同じ手口で蜂蜜被るし。