―トントントン―


誰かが部屋のドアを叩く音で目を覚ます。



昨日も安定に嫌な夢を見て、眠りが浅かった。



起きなくては行けないほんの少し前だけ熟睡できるあの感じ。



「はい。」



「ルチア様!おはよう!
ちょっと失礼するね!」



元気よく部屋に入り込んできたのは、アーサーだ。



「あんたこの前もそうだけど、朝から元気ね。

一体何時から起きて支度してるの?」



そう聞きたくなるくらい、彼は艶のある髪をセットしてあって、肌も綺麗。



「ん〜、4時半に起きたかな。」



ちなみに今は6時半。