クリスタル王国は、宝石に魔力が込められていてその宝石を魔法石と呼んでいること。



魔法石を持っていなくても、この国の人はそれぞれ自分の魔力を持っている。



古より受け継がれているルミナス制度。


ルミナス制度は、この国の王女をルミナスと呼び、光を導く者、闇の国と呼ばれるデスラスト王国に出現するオニキスという魔法石を封印する者。


そして、魔法石を手にする7人の騎士団長を王に選定する。




「…ルミナス制度。オニキス。」



最初だけでも覚えるのが大変。



そして1番覚えておかないといけないのは、何故かクリスタル王国を避けて、デスラスト王国に出現してしまうオニキス。




オニキスは、オニキスを取り込んだ者の心を蝕み、その周りも影響を及ぼす。

そのままにしておくとやがて命を落とす。



オニキスを手にした一定期間は、クリスタル王国全魔力を使っても封印することのできないくらい強い魔力を得る。


その魔力を封印できるのが、ルミナスだ。


ルミナスは、ルミナスという魔力が目覚めるが、きっかけは謎のまま。


「夕食まで少しでもって思ったけど、おさらいで時間になっちゃった。」



そっと本を閉じて部屋を出た。