ルミナス~双子の王女と7人の騎士団長~

「おい、ジャック!
冗談でも剣は簡単に抜くものじゃない。」


「別に。冗談じゃない。
殺す気で行くから稽古に付き合ってよ。」


ジャックはジェラルドに向かって剣を振りかざす。
ひょいっと避けるジェラルド。


なんでこーなるの!?


「ルチア様はどうしてこちらへ?」


急に冷たい声が向けられる。


「彼に無理やり連れられただけで、くだらない悪戯には加担していないわよ?」


その声はノアだった。

初めて話した時もそうだけど、やたらと突っかかってくる。

嫌いなら、話しかけるどころか視界に入れなければいいのに。


「そうですか。」


なんでさほど興味のないこと聞くわけ?と思ったけどめんどくさくなりそうで、そのまま心の内に留めた。


でも、ここは聞いた方が正解だったかもしれない。