「騎士団長の分際で、あなたに申し上げるのもどうかと思いますが、いくらルチア様でもルミナスに放つ言葉が冷たすぎるのでは?」
閃光のような金色の髪に、エメラルドグリーンの宝石をはめ込んだ瞳がこちらを見る。
わかる...。何かの騎士団長だということ。
そして、この男がレイを好きなことも。
「ごめんなさいね。
幼い頃ここから追放されたものだから育ちが悪いのよ。
だから、私ははっきりと物を言うタイプなの。
あんたもうざいから私に関わらないで。」
「……っ!」
今の一言で周りが緊張しているのがわかった。
守るようにルミナスを囲む、数人の騎士も恐らく団長だろう。
私には関係の無いことだけど。
「ルチア。お前が来てくれて助かった。
本当にありがとう。」
さっきまでの緊張を遮るようにアランが、私に声を掛ける。



