「ルチア、軍の最高責任者に任命してくれてありがとう。
期待に応えられるように頑張る。
あと、約束。また甘いお菓子一緒に食べるの忘れないでね」
「ルミナスである私に認められたんだから、きっとジャックの故郷の人たちも認めてくれるよ。
あなたの努力が力になったんだよ。
約束忘れてないよ。砂糖をふんだんに使ったバノフィーパイ食べようね」
ジャックは私と似た境遇の人で、私よりも心が強かった。
私は一度辛いことから逃げたのに、彼は真っ直ぐ突き進んだ。
その姿を故郷の人たちにも認めてほしいと願うばかり。
「ルチア様、ちょっといい?」
「どうしたの?ルイ」
「伝えたいことがあって。
今から言うことは気にしないで欲しい。けど、気持ちをすっきりさせるために言うね。
俺、ずっとルチア様が好き。」
「……え?」
そういえば、私がエマと偽ってルイとマリア嬢に会いに行った帰りに一途に思ってる人がいるような話確かしてたけど……
それって私だったの!?
「ルチア様、鈍いところあるから絶対気づいてないと思ってたよ。
孤独だった俺にとって、ルチア様の言葉は温かくて嬉しかった。救いだったんだ。
だから、いつかルチア様の隣で仕事したいって思うようになった。
て、自己満だからいつも通り接して欲しい」
「鈍いはよく分からないけど…ルイ。私を好きになってくれてありがとう。私に、色々勉強やマナーを教えてくれてありがとう。
これからもあなたに教わることが沢山あると思う。
だから、ルイを補佐役に任命したのもある。
これからよろしくね」
女たらしで、軽薄だった彼がここまで変わるとは思わなかった。
あのまま本性を晒さなければ彼を補佐役には命じてなかったかもしれない。
皆と打ち解けられて本当に良かった。



