「ティアナは死んでも、ずっと私たちの宝…ルチアとレイを守り意志を引き継いだ。
あいつに合わせる顔がないな。
約束を破ったのは私だった。
ルチアの友達やレイ、命を奪おうとし、身代わりとして敵国へも行かせた。
家族として見ていないなどと酷い言葉も沢山言った。
お前の人生をめちゃくちゃにして全てを奪ってしまった。
ルチア、お前には恨まれることしかしてない。」
今…私を宝って言った?
お母様とレイがいれば、別に家族なんて要らなかった。
平気で命を奪おうとし、城から追放した彼を家族として見たくなかった。
なんだろう…心がじーんっと温まる。
「…お母様は本当にすごいな。
初めてお父様から愛されていたのだと知った。」
「…っ!」
ポロポロと雫が落ちて、視界もボヤけてこんなつもりじゃなかった。
でも、お父様の顔を見てもらい泣きしてしまう。
あの冷徹だった国王が涙し、1人寂しく座っていた玉座から下りてくる。
「ルチア…謝っても済まされないことを何度もやってきた。本当にすまなかった。
お前をルミナスとして認める」
「ありがとうございますお父様」
最後に大きな手で私の頭をぽんと1回置き、そのまま去っていった。
今までの私は全てを諦めていたのだと改めてかんじた。
本当は父からの愛も欲していたのに。
もう、大丈夫。
この先何があっても闇に包まれることはない。
常に光があるところへ行ける。



