「デスラスト王国の民を尊重し、変わらずあんたが国王として前へ立ち、クリスタル王国と和平条約を結んでもらうわ」
「……は?」
「さっきも言ったでしょ?
あんたとあんたの国を私が守るって約束したの。
そうよね?ガルシア」
私の言葉に1番動いてくれた彼にその先の答えを委ねる。
戦う術を持っていなかったのに、家族を、友達を守るために先頭に立った。
戦場でも、敵味方関係なく危険な人がいれば助けてた。
「はい。ルチア様は敵であった俺たちに力をくれました。
自分がヘトヘトになっていても、他人を優先し、守ってくれた。
国を想う優しいバルトラ様とルチア様なら…
光と闇の戦いに終止符を打ってくれると信じてます」
「…お前は確か王宮の警備に当たってた者だな」
そうやって一人一人覚えてるから、民に慕われていたのだと改めて知る。
しばらく考えた末、まだ完全に回復していない体を起こして私と向き合う。



