「ん…。ルチア?」
「やっと目覚めた。
ほんとに心配させるんだから!」
しばらく様子を見ると、レイは目を開ける。
良かった…。
大切な人を救えた。
「ルチア、ありがとう」
「レイ様!目を開けてくれて良かった!」
私が、大丈夫なの?って聞こうとする前に私とレイの間にノアが入り込んで膝をつく。
いつもならちょっとって言って怒るけど、今日は大目に見る。
「ルチア」
「なに?って、うわぁ!?」
アランの声に振り返ろうとすると、その前に足が宙に浮いて顔が近づく。
こんなところでお姫様抱っこなんて…
「アラン…みんなの前で恥ずかしいから下ろして」
「やだ。ほんとはデスラスト王国に行ったって聞いてものすごく心配したんだ。
戻ってきたかと思えば無茶ばっかして。
もう、お前を離さないからな」
「うん…自覚はある。
でも、信じてくれてありがとう。
バルトラの所まで一緒に来て」
アランと2人で、動けずのバルトラに歩み寄る。



