「うん、さっき彼から聞いた。
だからあなただけでも生きててくれて良かった。
私は何も知らずに…何もできず…2人の家族を亡くしてるところだったから。」
「後でゆっくり聞くからもう話さないで。」
「もういいよ…自分の命の終わりくらい自分で分かる。
ありがとうルチア。
残ってる魔力は確実に救える命に使って。」
「うるさい!いや!
あんたも助けるし、皆も見捨てない」
「…」
諦めるレイに怒っているはずなのに、感情とは逆で涙が止まらなくてそれをレイが微笑んだ。
私の手に彼女の手が添えられてたはずなのに、スルッと地面へ落ちた。
「…レイ?嘘だよね?
やめてよ!」
「…」
「ねえ!起きてよ!」
「…」
「ルミナスはあんたなの!
私は何もできない…あんたにしか出来ないの!
お願いだから目を開けて…っ」
治癒の手は止めずに問いかけても返事がなく、眠ったまま。
眠っているだけ。
止血して起こせば目を開けてくれる。
それ以上は考えたくない…ヤダ…
冷静ではいられなかった私の肩にポンと誰かが手を置く。
その手はアランで、ゆっくりと首を2回横に振った。
だからあなただけでも生きててくれて良かった。
私は何も知らずに…何もできず…2人の家族を亡くしてるところだったから。」
「後でゆっくり聞くからもう話さないで。」
「もういいよ…自分の命の終わりくらい自分で分かる。
ありがとうルチア。
残ってる魔力は確実に救える命に使って。」
「うるさい!いや!
あんたも助けるし、皆も見捨てない」
「…」
諦めるレイに怒っているはずなのに、感情とは逆で涙が止まらなくてそれをレイが微笑んだ。
私の手に彼女の手が添えられてたはずなのに、スルッと地面へ落ちた。
「…レイ?嘘だよね?
やめてよ!」
「…」
「ねえ!起きてよ!」
「…」
「ルミナスはあんたなの!
私は何もできない…あんたにしか出来ないの!
お願いだから目を開けて…っ」
治癒の手は止めずに問いかけても返事がなく、眠ったまま。
眠っているだけ。
止血して起こせば目を開けてくれる。
それ以上は考えたくない…ヤダ…
冷静ではいられなかった私の肩にポンと誰かが手を置く。
その手はアランで、ゆっくりと首を2回横に振った。



