いつも…いつも私は守られてばかり…



この王国のためにルチア達は命を懸けて戦っているのに、私はいつも泣いて誰かに縋りついているだけ。


そんな自分が嫌で何度も変わろうと、ルミナスの力を解放しようと努力してきた。



相手が忌み嫌っていても、救える命はすかさず救おうとするルチアに追いつきたくて頑張ってきた。


でも、私には戦う力も、魔力も人並みで到底誰かを守れる力なんて持ってないからって甘えてた。




だけど今はもう違う。




今度こそ私がみんなを守る番。


もう、誰も失いたくない。
もう、誰も傷つくところを見たくない。








私に本当にルミナスの力があるのならお願い…私に力を…



温かく優しい光が私を包み込む。




やっと私はみんなと一緒に戦える。