アルラーナは15年前の戦いで、お父様が見捨てた場所だ。
弱かった私は、何もできずに立ち尽くしてた。
本来なら、怖じけずお父様を説得するのが正解の道だったのにいつも私はどこかで道を踏み外す。
「母親と同じ場所で逝けるなら本望なんじゃない?」
「それ以上レイ様に近づくな!」
「邪魔どいて」
私の前に庇うようにノアが入るけど、剣を軽く振っただけで爆風のようなものがノアに当たって吹き飛ばされてしまう。
叫ぶ気力もなくて立ち尽くす。
なんで私は、みんなを危険な目に遭わせてまで生きたいんだろう。
私が死ねば、この国は守られるのに。
弱かった私は、何もできずに立ち尽くしてた。
本来なら、怖じけずお父様を説得するのが正解の道だったのにいつも私はどこかで道を踏み外す。
「母親と同じ場所で逝けるなら本望なんじゃない?」
「それ以上レイ様に近づくな!」
「邪魔どいて」
私の前に庇うようにノアが入るけど、剣を軽く振っただけで爆風のようなものがノアに当たって吹き飛ばされてしまう。
叫ぶ気力もなくて立ち尽くす。
なんで私は、みんなを危険な目に遭わせてまで生きたいんだろう。
私が死ねば、この国は守られるのに。



