ルミナス~双子の王女と7人の騎士団長~

「そうか…。」




私の拙い説明で理解できるはずないのに、彼は冷静に話を聞いた。



どうして…その反応は明らかに何かを知っていた様子。




「俺は、ルチアがどんな決断をしても最後まで信じるって決めた。

あいつはあいつなりに戦ってる。

なら、俺達も俺達にしかできない事をするまでだ。」





…っ!


家族である私が一番にルチアを信じてあげなくてどうするの。
アランの言葉がまるで鈍器のようで、頭を殴られたかのようだった。



確かに、ルチアは行ったけど。



最後の言葉が行ってきますだった。