騎士団長と共に1ヶ月過ごして、誰もがこの王国を想い守り続けていることを知った。



彼らならルミナスを任せられる。



ルミナスにも彼らにも幸せになってほしい。




あとは、最後私が敵国とクリスタル王国の歴史を知り命と引き換えに守ってみせる。




「ルチア様って勉強熱心だねぇ?」



「ルイ?」




そう、今日は久しぶりに何もなくて1日暇を潰すつもりで図書室に来ていた。





「私があまりよく覚えていない15年前のデスラスト王国襲撃事件を知っておこうと思ったの。


あんた達がいなければ今この国はなかったんでしょ?」





「まぁ、そう言われてるね。

相手がオニキスを持っていなかったから運が良かっただけだけど。」




「オニキス…厄介な代物ね。」