振り返った先にいたのは、金色の髪をなびかせているノアだった。


顔を会わせるたびに、憎まれ口を叩く彼。



「ははっ、ルチアが珍しく乗り気だ。
これはもう盛大にやるしかないな。」



喜んでいるジェラルドを無視して、バレないように身を隠す。



うわぁ、今日見た中で1番嫌なイタズラ。



ノアには申し訳ないけど、ジャックじゃなくて良かった。



落とし穴にその上から蜂蜜なんて、自分だったら....



考えたくない。



何も知らずにすまして歩いてくるノア。