ルミナス~双子の王女と7人の騎士団長~

絶対に面白がってるのがわかって、表情は口角上げたまま彼の足を踏みつける。




「それにしては、エマ様のルイ様に対する仕草がぎこちなく見えるのはどう説明をして頂けるのかしら?」




そうくるとは…。


男慣れしていない私にこれ以上どうしろと?




「マリア嬢、私の恋人をいじめるのは程々に願います。

彼女恥ずかしがり屋で、2人の時にか甘えてこないのです。

どうしてもというのなら…。」




言葉を止めて私の方に顔を向けられる。



本日2度目の嫌な予感。




両手で私の頬に添えて、まずは私の耳にわざとらしく音を立てて口付けをする。



吐息がかかり、身体が勝手に反応してしまう。