「不安なのはわかるが泣くんじゃない」
見上げると兄上が笑って立っていた。
それをみた明明が私から恥ずかしそうに離れてお辞儀をした。
「兄上~!だって~」
「白蘭はまだまだ子供だな。もう二千歳はすぎるというのに」
天界・魔界の者は長寿であり約二千歳で成人になる。
「年齢は関係ありません」
拗ねると、やれやれと頭を撫でて慰める。
「八咫烏一族の伝達鳥は私だぞ。魔宮に行くことがあれば顔をだすさ」
鳥族は伝達鳥として魔界での連絡手段を担う。伝達鳥は一族で認められたものがなることが出来る。八咫烏一族では今のところ兄上しか認められていない。
「その手があったわね!必ず来てよ兄上」
「ああ」
「では、お嬢様!私も伝達鳥を目指して頑張ります!必ず会いに行きます」
「明明!ありがとう」


